復職する覚悟を決める

仕事と家庭の両立

こんにちは!おーちゃんママです。

私の住んでいる地域は比較的田舎で、共働きで働いている家庭が多いです。北陸地方は総じて女性の就業率はとっても高いですし、私の周りでも、家庭を持ちながら働いている女性がいっぱいいます。私の母もそうですし、親族も仕事をしている人が多いです。

ですが、女性というだけで給与が低く、給与アップが見込めないことも多いんです。そのため「なんでそこまでして働くの?」「正社員で働く必要あるの?」ということもよく言われます。

今回は、そんなことを言われて心がぐらつく自分自身のための記事になります。書きながら、復職への決意を新たにしたい思いがあります。復職を悩んでいる人、復職せずに退職しようと考えている人がいたら、この内容を見て一歩前へ進む力になれば幸いです。内容は重いかもしれませんが、気軽に読んでくださいね。

「なんで働くの?」は避けて通れない道

「なんで働くの?」

子どもを持つ女性だったら、どういったニュアンスかは別として一度は言われる言葉ではないでしょうか?

パートナーだけの給与ではやっていけないので、自分も働いて生活をする場合が多いのが実情でしょう。お金だけではない人も多いと思います。私もそうです!

どれだけ仕事をしても家事は女性メインで行うという認識の人がとっても多いと思います。そのため、仕事に十分な時間もリソースも体力も注げず、中途半端な状態になってしまい、その結果、給与が上がらず管理職なんて余裕もないし無理…と断念してしまうんだと思っています。

女性が家事メインという環境で育児休業中を過ごすと、必然的に家事や育児をほぼ女性が担うことになります。そんな風に長期間過ごしてきた女性が職場復帰することで、圧倒的に女性の負担が増えるんです。本当にみんな苦労して毎日生活しているんだと、私も実際に復職して実感しました。

おーちゃんママ
おーちゃんママ

何度も「仕事辞めよう」と思いましたし、退職したいと上司に話したこともあります。

育児休業明けは、想像を超える大変さでした。振り返ってみると、私自身の覚悟も足りなかったと思っています。気楽に復職を迎えてしまったため、予想できない状況が多発する現状に向き合うことができず、逃げたくなってしまったのです。今回こそはそうならないよう、仕事と家事の両立への準備をしっかりし、復職に向けて自信をアップデートしなくてはという緊張感があります。

復職前に考えておくべき内容

私の職場の場合ですが、育児休業明けに復帰して1年以内に退職する女性が多い印象があります。ちなみに、全国規模の会社です。

それだけ、仕事と育児の両立は難しいことなのです。言い換えると、両立しようと思ったら復職前に考えなければならないことがあるということです。

復職にあたり、まずは自分自身を強く持ちましょう!

復職後は思うように仕事ができないと思った方がいいです。子どもの病気での早退は本当に精神的な負担が大きいです。また、時間の制約、仕事内容の変化などもあり、職場によっては子どもがいるというだけで評価がされなかったりします。こういった環境に振り回されると、無駄に体力と精神力が消耗されてしまいます。ただでさえ、ママは仕事と育児の両立で頑張っています。予想外のことに穏やかに対応できる、しなやかな強さを持ちましょう。

そして、仕事をすると覚悟を決めましょう!なぜ働くのか、どこまで頑張るのかを明確にしておくことで、仕事と家事の両立がしやすくなります。それでも、想定外のことが発生してうまくできないのが育児。突発的なことにどこまで対応するのか、優先順位を決めておくことで気持ちに余裕をもって仕事に取り組めると思います。

「なんで働くの?」の答えを見つける

「なんで働くの?」

さて、まずはここです。ここをしっかりもってないと、すぐに逃げたくなってしまいます。

育児が始まると、時間の制約が大きくのしかかります。今まで以上に効率よく仕事を行い、成果を出さなければなりません。また、育児中は職場で肩身の狭い思いをすることが多いです。残業や休日出勤ができないことで職場にいづらいという人もいるでしょう(職場にそんな慣習がある場合がありますよね。その考えは間違ってますけど…)。ですから、仕事をする理由が明確でないと、体力も精神力も尽き果てて疲れてしまうでしょう。

「なんで働くのか?」の答えを常に頭の片隅に置いておくことで、堂々と胸を張って仕事ができます。

私は、第1子出産後の復職では、「なんで働くのか?」の答えがありませんでした。育児休業を取得したから復職した、ただそれだけでした。そのな状態だったため、周りに振り回されいつも肩身の狭い思いをしていたんだと実感しています。

皆さんはなんで働き続けているのでしょう?

育児休業を取って仕事を続けようと思ったのでしょう?

理由はお金でも、働き甲斐でも、なんでもいいんです。自分の気持ちに正直に向き合い、明確にしてみることで、仕事に対するモチベーションが上がると信じています。

「ここまでは頑張る」という基準を決める

どれだけ良い職場、良い環境であっても、仕事を辞めた方がいいのではないかと思う瞬間は出てくると思います。そんな時に悩んでしまわないよう基準を決めておくと、そこまでは頑張ろうと自分を奮い立たせることができます。

基準については、まずは小さく設定することをお勧めします。基準を大きくしてしまうと、自分を苦しめてしまうことにつながるからです。

その基準は期間や環境、仕事内容などから決めればいいと思います。あまり深く考えない方がいい気がします。

期間で言うと「1ヶ月だけ頑張ろう」からスタートして、1ヶ月仕事が続いたら「3ヶ月」、次は「半年」…と期間を延ばしていくんです。環境だったら「残業を強制されたら辞める」など。基準は人によって違ってきますので、よくよく考えて、働きながら変えていけばいいと思います。

大きな野望というか、理想を持つことも大事ですが、それは最終目標にして、そこに近づくためにはどうすればいいか、そしてどこまで頑張れるかを考えていくのがいいと思います。

「仕事」と「育児」の優先順位

復職すると、仕事をとるか育児をとるか、選択を迫られる場面が出てきます。例えば熱が出て保育園に預けられないとか、保育園からお迎えの電話がかかってきた時です。

そんな時に限って抜けられない仕事を抱えているなんていうのは、ママあるあるですね。

仕事をするのですから、責任感を持って働くべきだと私は考えています。途中で変わってもらう場合は、しっかり引継ぎをしなければならないと思いますし、引継ぎがすぐにできるように普段から準備しておくのも大事です。

我が家の場合は、夫と仕事の状況を確認し、子どもの体調が怪しい時はどちらが迎えに行くかを話していました。また、近所に住む祖父母や病児保育、在宅勤務などの会社の制度を活用して、乗り切っていました。

おーちゃんママ 覚悟を決めます!

なんだか偉そうなことを書きましたが、ここからは、私が覚悟を決める番です。働く理由を定めて頭に叩き込むことで、ちょっとしたことにも動じない強いワーママになっていきます!

「なんで働くの?」に対する答え おーちゃんママの場合

私の場合、「なんで働くの?」に対する答えは4つあります。

何かしらの形で社会に貢献したい

そもそもですが、家庭に入るタイプではないんです。大学も理系で希望は研究職だった位ですから。いろいろあって研究職には就けませんでしたが、自分も何らかの形で働くことで、社会に貢献したいという思いがあります。これが一番の働く理由です。

あと、女性がここまで社会進出できたのは、今までの女性たちが戦ってきた結果です。性別に関係なく多くの人が活躍できる社会にするために、今まで以上に仕事と育児の両立ができる環境にするために、私も働くことでその一端を担いたいと思っています。

自分自身を高めたい

仕事をすると、日々勉強です。今は営業職なので新商品のことはもちろん、対人関係やタイムマネジメントなど、まだまだ学ばなければならないことがたくさんあります。これから、復職準備としていろいろ学んでいきますよ~

こういった自己啓発を楽しいと思えるので、仕事は辞められません。仕事を通じてスキルアップすることで、自分自身を高めることがとても楽しいんです。仕事をしていなくても得られるスキルはあると思いますが、仕事をするからこそ得られる(習得せざるを得ない)スキルもあると思います。

視野が広がる

仕事をすることで、いろんな経験ができるのも働く理由の一つです。

仕事をしていることで知り合いが増えますし、今まで知らなかった場所に行くこともあります。経験したことのないことを経験する機会も増えます。昔の話ですが、社内SEをしていたため、都会での研修に参加する機会を得ましたし、エンジニアの仕事を知ることができました。これは、社内SEをしていなければ経験できなかったことです。

いろいろな経験をすることで、視野が広がります。家庭に入ってしまったら、私は視野が狭く、つまらない人間になっていると思います(もともとそんな人間です)。そうならないためにも、私には仕事はなくてはならないものです。

年齢

今まではポジティブな働く理由でしたが、これはネガティブな理由です…

私は現在40歳。ここでいったん退職して子育てが落ち着くころに再就職しようとすると、その頃はもう50歳前後。雇ってくれる会社がどれだけあるか全くわかりません。そして、体力も能力も働くことについていけるかわかりません。そう思うと、働き続けるのが一番なのです。

度重なる値上げ、インフレ、円安など先行き不透明感がある現在。いったん仕事から離れてしまうと、もうついていけるかどうかもわかりません。ついていけるよう、できるところまでは頑張ろうと思っています。

「ここまでは頑張る」の基準 おーちゃんママの場合

「ここまでは頑張る」という基準、私は期間で考えます。仕事内容は復職しないとわからない部分があるので、今から考えなくてもいいかな、という思いです。

1年は続ける

私の頑張る基準は「1年続ける」です。最初の1年が一番大変だと思います。小さい子どもを保育園に預けることで、急な呼び出しなども多いですし…1年経てば生活にも慣れるでしょうし、仕事にも慣れるでしょう。子どももだんだん成長して手が離れてきますので、それまでの辛抱だと思っています。

とはいえ、最初から1年は長すぎますので、「1日」「1週間」「1ヶ月」「3ヶ月」「半年」「10ヶ月」とステップを踏みたいと思います。ステップを踏んで、気がついたら1年経っていた!になることを祈っています。

最終的な目標

子どもに胸を張って仕事について話せること、これが最終的な目標です。出世したいとか、こんな仕事をしたい、といった目標は今のところありません。それはまだまだ先で、今は目の前の仕事をこなすことだけを考えるようにします。

営業という仕事に苦手意識もあるので、今の仕事をずっと続けているかどうかはわかりません。ですが、この目標を達成できる形に近づけるよう、何らかの形で仕事は続けていきたいです。

「仕事」と「育児」の優先順位 どう考える?

ワーママを悩ませるこの問題。1年仕事と育児を両立(?)してきて、私なりに考えがまとまってきました。

圧倒的に仕事優先

仕事中は圧倒的に仕事を優先します。もともとの性分もありますが、急な呼び出しで仕事を途中で抜けたというのがものすごい精神ダメージでした。ですので、仕事中は間違いなく仕事を優先させます。

ありがたいことに在宅勤務制度があるので、それを活用したり、病児保育を利用したりして仕事をしたいと思います。仕事内容にもよりますが、重要な仕事は確実にこなせるように行動したいです。

そのためには、タイムマネジメントとタスク管理は必須です。どちらも私は得意ではないので、書籍や普段の生活で意識して実践し、復職に備えたいと思います。

業務時間外は育児最優先

業務時間外は育児を最優先します。ON/OFFを切り替えるとも言いますが、メリハリをつけたいと考えています。

仕事で子どもと一緒にいる時間が少ない分、業務時間以外は子どもと過ごす時間を増やしたいですね。幼児の男児2名ですから、怒ってばかりかもしれませんけど…それでも母親としてできることはやってあげたいです。

休日も、家族の思い出をいっぱい作れるようにしたいですね(実際は溜まった家事をこなして終わりでしょうけど…)。

まとめ

長く書きましたので、まとめます。

復職する前に、覚悟を決める必要があります。特にママは、今の生活に丸ごと仕事がのっかってきますから、体力面でも精神面でも、時間の面でも負担が大きいです。だからこそ、挫折して退職してしまわないよう、私も覚悟を決めました。

覚悟を決めるために、3つのことを考えました。

  • 「なんで働くの?」の答え
  • 「ここまでは頑張る」の基準
  • 「仕事」と「育児」の優先順位

私の場合をお話ししました。これは、人によって千差万別です。ママさん本人の考え、家族の考え、周りの環境などに左右されます。ですので、自分自身に向き合い、覚悟を決めましょう!もう復職している人も、今からでも構いません、自分軸を持ちましょう!

困難な状況になった時ほど、覚悟を決めている人とそうでない人で行動が大きく変わります。私も、第1子の出産後復職では覚悟を決めていなかったので、オロオロしていました。今度はそうならないように、来る復職に向けて準備を進めます。皆さんも頑張りましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました