【私が仕事を続ける理由②】自分の行動が未来につながる

私が仕事を続ける理由 仕事と家庭の両立

こんにちは!おーちゃんママです。

私は昭和生まれの40歳。どうしても、親の世代からは「子どもがいるのになんで働くの?」なんて言葉をかけられてしまいます。

就活、婚活に苦労した世代ですが、おかげさまで、今は良い夫と出会い、かわいい子ども達に恵まれて満身創痍ながら生活しています。
何度か正社員として転職し、全国規模の大きな企業に在籍でき、滞りなく育児休業も取れ、同じ地域の同世代と比べて年収も高めです。

ですが、その分仕事自体は大変です。何度も仕事を辞めたいと思いましたが、辞めることなく現在に至っています。

その理由を5回にわたってお話ししています。今回は2回目です。働くことに迷っている人(特に女性)の背中を押す内容になれば、とてもうれしいです!

理由② 自分の行動が未来につながる

結婚しても子どもがいても働き続けることで、働く女性の未来につながっていくので仕事を続ける、これが2つ目の理由です。

現在の育児休業制度も、時短勤務制度も、働く女性たちが頑張ってくださった結果です。私もその恩恵を受けているため、働き続けることでその恩恵を未来に繋げていきたいと考えています。

そして、私の過去の仕事ぶりが新卒で入社した企業の体質変化のきっかけとなりました。今回はその実体験をお話ししたいと思います。

職場での男女差を減らした実体験

新卒就職先の男女差

前回、新卒で就職した工場では男女差があった、といった話をしました。

正しく言うと、私はとある企業に総合職で採用されたのですが、入社してすぐにグループ会社の工場に出向となりました。出向の理由が本当にひどくて「女性総合職にさせる仕事がない」というもの。人員不足だったグループ会社の工場からの要請で、入社後研修と称してパートのお姉さんたちと一緒にオペレーター(生産業務)をしていたんです。

その工場で働いているうちにわかったことは次の4つです。

  • 男性は昇格、昇給があるが女性は昇格、昇給がない
  • 女性ができる仕事は限られていて、機械のローテーションはあるが同じ仕事を続ける
  • 女性の賞与査定が「良い」と「普通」の2種類しかない、つまり賞与がみんなほぼ同じ
  • 新卒で出向した女性は私が初めて

どれも、今思うとひどい内容ばかり…涙が出そうになります。新卒で、何も知らなかったのが幸いでした。

ですが、(楽しかったし楽だったこともあり)私は文句を言わず仕事をつづけ、できることをどんどんと増やしていきました。

その結果、出向して3年経ったときに、工場長の推薦もあり出向元の企業に戻ることになりました。

ようやく総合職としてスタート

ようやく出向元の企業に戻って、私の総合職としての第一歩が始まりました。

ですが、ここでもすでに男女差がありました。同期の男性たちはすでに昇進し、何かしらの肩書を持っていたのです。後日、彼らと話して分かったことですが、私は大卒、彼らは高専卒で年齢が私より若かいのですが、給与は私の方がかなり少なかったのです。

出向元での私の所属は情報システム部。大学では応用化学を学んでいたので工学部とはいえ畑違い。まず、基礎研修として、都会でIT新人研修に参加したり、工場や営業所で研修を受けたりして、異動後の1ヶ月は自分のデスクに座ることはありませんでした。

そして、情報システムはグループ企業も含めた一元管理。その後は各拠点にある工場、営業所を回ることになるのです。

女性「初」をたくさん実践

基礎研修後に知った話ですが、その企業では女性が一人で出張することは前例がなかったそうです。出張先の営業所長が教えてくれたのですが、「すごいね~行動力あるね~」と、とても珍しそうに話してくれました。

ですが、私からすると行かざるを得ない状況だったため、そう言われることが不思議でした。情報システム「部」なのに、所属は上司と私の二人だけ…上司や他部署の方と一緒に出張先に行くこともありましたけど、ほとんどは単独行動をせざるを得ませんでした。

そして、どこの工場、営業所に行っても大歓迎されるんです。違う職場の女性と話す機会がないから、とてもうれしいという感じなんです。

確かに、工場に出向していた時に出張で来ていたのは全員男性。女性の方とは社内報で見たことがある、電話で話したことがある、というレベルでした。それくらい接点がなかったので、私も工場にいたら同じように大歓迎していたと思います。

あと、システム部員の宿命である徹夜仕事も経験しました…基幹システムのアップデートやサーバー移設だけは、業務時間外に行わないといけません。これはメンバーに女性も数名いましたが、出張先で徹夜作業をしたのは私だけだったそうです。

退職と私の残したもの

結局、頑張りすぎて燃え尽き、30歳で退職することになりました。ですが、その企業では私の働き方が結構大きな影響を与えたようでした。

1つは、仕事に男女差は関係ないということ。

もう1つは、個人に負担をかけすぎてはいけないということ。

私が退職するときに入社した新入社員の女性が営業職を希望していて、ようやく営業職になれたと風のうわさで聞いた時は、嬉しくなりました。やりたいことをするのはとても楽しいし、モチベーションも上がります。私も、システムの仕事が楽しかったから、プライベートを後回しにして仕事に打ち込めた部分もあります。

ですが、負担が大きすぎると、絶対に体を壊します。その企業では「この人じゃないとわからない」というのをなくしていく、という風に業務体制を変えていっているそうです。私も体調を崩し、休職から退職になってしまったので、万一の時のための業務体制は大事だと考えています。

今も仕事をしているのですから、今後も体調を崩さないよう気をつけたいと思っています。

まとめ 将来のために自分も行動することが大事

今回は、仕事を続ける理由の2つ目「自分の行動が未来につながる」を実感した自身の体験をご紹介しました。

やりたい仕事があって、希望しているのに「男性だから」「女性だから」という理由で機会を奪われるのは、今思うと変なことですよね。ですが、昔はそれが当たり前でおかしいとは感じない状態でした。

そんな中で、自分のできることを精一杯してきたことで、未来の変化のきっかけを作れたのはとても大きな経験でした。将来のために、これからの働く女性、子育て世代のために今できることは何かを考えながら、できるうちは精一杯仕事をしていきたいと思っています。

おーちゃんママ
おーちゃんママ

貴重な20代のプライベートや体調を犠牲にしちゃいましたけど、今がとても幸せなので、まあいっか☆

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